1964年東京五輪の公式記録映画「東京オリンピック」を手がけた巨匠・市川崑監督が、夏の高校野球をテーマに68年に製作したドキュメンタリー。朝日新聞社と高校野球連盟の全面協力の下、夏の甲子園・第50回の記念大会をカメラに収めた。甲子園を目標に日々励む球児たちや、大舞台で活躍する選手たちの姿を全国規模で撮影。前年の冬の練習期間から甲子園本番での熱闘までを追いかけた。甲子園での撮影には20数台のカメラと120人のスタッフを球場の各所に動員し、市川監督ならではの圧倒的な構想とあらゆるテクニックを駆使したカメラワークや録音、編集により、連日繰り広げられる熱戦を、臨場感たっぷりに映像化した。1968年製作・公開。新型コロナウイルスの影響によって戦後では初となる夏の甲子園が中止となった2020年8月にリバイバル公開。
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